第20回「田園都市線沿線談話会」終了の御連絡

本日(2020年11月14日)、東京大学研究員(日本中世史)谷口雄太様の御発表による標記談話会を無事終了いたしました。谷口様には「21世紀における日本中世史研究の動向と民俗学」と題して御発表いただきました。谷口様の御発表は、「社会史・地域論(列島の多様性・分裂面)から、政治史・国家論(日本の統一性・統合面)へ」が学会全体の流れであるとの御見解を引用資料を基に御説明された上で、「民俗学研究の"いま"を聞く」として、福田アジオ氏や永池健二氏、室井康成氏等の既出の見解をそれと対比され、歴史学と民俗学の接点と交錯を鋭く分析された、大変刺激的かつ興味深い御発表でした。本談話会の主旨である学際交流の実を体現する極めて有意義な会になったと思います。御発表いただいた谷口様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。次回の談話会の日程は現時点では未定です。コロナ禍の状況等を見極めたうえで、開催日が決まり次第、御案内させていただきます。

柳田国男の学問

柳田国男の学問 柳田国男の学問に関する情報の交換・共有のための学際研究交流の場

0コメント

  • 1000 / 1000